第2次岸田内閣が発足してから約1ヶ月が経ちました。
新型コロナウイルス、ロシアのウクライナ侵攻、安倍元首相の国葬等、様々な問題を抱えていますが
現在の岸田内閣の支持率はどうなのでしょうか?
最新の支持率を調べてまとめてみました。
今までの岸田内閣の支持率
第1次岸田内閣が発足した時の支持率は45%でした。
そこから上がったり下がったりを繰り返し、2022年5月には岸田内閣過去最高の支持率59%に達しました。
この時の岸田内閣を支持する理由は主に4つでした。
- 他に良い人がいないから
- 実行力に期待できるから
- 岸田首相の人柄が信頼できるから
- 自民党中心の内閣だから
同時期の不支持率は25%で理由は下記の3つでした。
- 実行力に期待できないから
- 自民党中心の内閣だから
- 政策が良くないから
4ヶ月前までは過去最高の支持率だった岸田内閣ですが、現在の支持率はどうなのでしょうか?
調べてまとめてみました。
最新の岸田内閣の支持率
2022年9月の岸田内閣の支持率は41%です。
この数値は第1次岸田内閣が発足した約2週間後の支持率と並ぶ過去最低の数値となります。
この時の不支持率は26%だったのに対し、今回の不支持率は47%でした。
両者は41%と同じ支持率ですが、不支持率があまりにも違いすぎることがわかります。
岸田内閣が発足して以来、初めて不支持率が支持率を上回りました。
こんなにも支持率が減少し、不支持率が上昇した原因は何なのでしょうか?
支持率低下の原因
支持率が低下し、不支持率が上昇した原因は、安倍元首相の国葬、自民党と旧統一教会との関係が公になったことだと考えられます。
国葬への賛否は8月の賛成41%、反対50%から今回、賛成38%、反対56%へと賛成が減り、反対が増えた。
反対の人の内閣不支持は67%と全体で見た場合より高く、内閣への見方に響いている。
国葬に関する首相の説明に納得できるかどうか質問すると、「納得できない」が64%で、「納得できる」23%と大差がついた。
「納得できない」という人では内閣不支持が62%と目立って多く、この点も内閣支持の押し下げ要因になっていることがうかがえる。
朝日新聞様より引用
安倍元首相の国葬に関して、国会の場で説明したものの、多額の税金を使うことに対する国民の批判の声が上がり続けています。
また、「自民党は旧統一教会との関係を断絶すると発表しながらも、旧統一教会と深い関係にあった安倍元首相を国葬にすることは矛盾しているのでは?」という野党の質問に対して「丁寧な説明が重要」とし、明確な回答はしませんでした。
「聞く力」に期待していた国民は、国民の声を聞いてもらえず、裏切られたような気持ちかもしれません。
過去最高支持率の内閣は?
歴代の内閣が発足した時の過去最高の支持率は、小泉内閣でした。
朝日新聞の調査によると小泉内閣発足時の支持率は78%で、不支持は8%でした。
現在の岸田内閣と比べると約2倍の支持率の高さです。
小泉内閣はリーダーシップの高さを評価されていました。
この点に関しては、岸田内閣にも見習っていただきたいところかもしれませんね。
過去最低支持率の内閣は?
上記と同様、朝日新聞の調査によると内閣発足時に最も支持率が低かった内閣は、28%で福田赳夫内閣と宇野宗佑内閣でした。
第1時岸田内閣発足時の支持率は45%だったので、良くも悪くもない、中間ぐらいの値と言えるでしょう。
支持率が過去最低だった福田内閣は約1年、宇野内閣は約2ヶ月での解散となりました。
岸田内閣は支持率が下がり続けていますが、このまま上がることはないのでしょうか?
「聞く力」をアピールしていた岸田首相は、国民の声に耳を傾けて支持率を上げられるのか、今後の動向に注目です。
まとめ
今回は、岸田内閣の最新の支持率についてまとめました。
発足以来、過去最低の支持率で、不支持が支持を上回っていることがわかりました。
不支持が増えた一番の原因として安倍元首相の国葬が考えられます。
国葬が近づくにつれ、さらなる批判が増えそうですが、国民が納得できる岸田首相の「丁寧な説明」をしていただけることを期待しています。
コメント