サッカー日本代表の伊東純也選手に性加害疑惑が報じられました。
しかし、伊東純也選手は事実無根だとして虚偽告訴容疑で大阪府警に告訴状を提出したのです。
伊東純也選手の性加害疑惑の記事を書いたのは斉藤有平さんという記者であることがわかっています。
伊東純也選手の主張通り、記事の内容が虚偽だった場合、斉藤有平さんは名誉毀損で訴えられるのか調べてみました。
伊東純也選手が性加害疑惑を虚偽告訴
サッカー日本代表の伊東純也選手らに、同意のないまま性行為をされたとして、被害女性が警察に告訴しました。これに対し伊東選手側も1日、「虚偽告訴容疑」で府警に告訴状を提出しました。
引用:ABCニュース
虚偽告訴罪とは、相手に刑事処分・懲役処分を受けさせる目的で、故意に、捜査機関や懲戒処分権者に対し、客観的事実と異なる虚偽の告訴を行うことをいいます。
この罪に問われた場合、3ヶ月以上10年以下の懲役に処せられます。
伊東純也選手はホテルで女性と会ったことは認めていますが、女性の告訴は事実無根だとしています。
「虚偽告訴容疑」で告訴しているということは、本当にやましいことはなかったのでしょう。
伊東純也選手の主張が正しかった場合、記事を書いた斉藤有平さんは名誉毀損や損害賠償請求をされるのでしょうか?
斉藤有平さんに名誉毀損や損害賠償の可能性は?
伊東純也選手の記事を書いた斉藤有平さんにも名誉毀損や損害賠償請求をされる可能性はあるようです。
伊東純也選手側が記者を訴えれば、記事を書いた斉藤有平さんに対して請求が行われます。
ですが、ほとんどの場合は記者ではなく週刊誌(会社)が訴えられることが多いそうです。
あまり世間では大々的に報じられていませんが、週刊誌は名誉毀損などで訴えられることもしばしば…。
訴えられて損害賠償請求をされたとしても、週刊誌は記事を書き続けるのはなぜなのでしょうか?
それは、週刊誌で得られる収益の方が、損害賠償請求を払うより遥かに大きいからです。
大スクープになればなるほど、週刊誌は売れて収益を増やすことができます。
そのため、多少の犠牲は払っても仕方がないという考えなのでしょう。
となると有名人や芸能人の方はリスクしかないですよね。
週刊誌側はどんなことを書いて訴えられたとしても結果的に収益はプラスになりますが、週刊誌に書かれた側はマイナスにしかなりません。
今回の件では、多くのサッカーファンが怒りを表しています。
公式戦真っ只中での報道ということもあり、伊東純也選手にとってはかなりのダメージとなっています。
日本代表の離脱は保留となっていますが、この記事によって伊東純也選手の選手生命だけでなく、所属チームにも影響を及ぼしています。
“報道の自由”として週刊誌は様々なことを報じています。
週刊誌自体を否定するつもりはありませんが、報道する前にはきちんとした裏取りや証拠が必要です。
仮に「告発があったからそのまま記事にした」というだけだったとしたら記者として失格でしょう。
週刊誌に書かれるということは、書かれた人に少なからずリスクが伴うものです。
会社の売上や自身の手柄だけを考えずに、書かれた側へのリスクも考えるべきではないでしょうか。
現時点では真実はわかりませんので、伊東純也選手側の弁護士が今後どのような動きをしていくのか注目していきましょう。
週刊誌が支払う損害賠償金はどのくらい?
週刊誌が支払った損害賠償の最高金額は4290万円と言われています。
これは2009年に朝青龍ら力士30人が八百長疑惑を報じられ、名誉毀損で訴えた裁判での損害賠償金額です。
力士たちは名誉毀損として6億1000万円の損害賠償を求めていましたが、東京地裁は講談社側に4290万円の支払いを命じたとのことです。
最高金額の損害賠償とは言うものの、力士が求めていた金額よりも随分少なく感じてしまいますね。
それもそのはず、損害賠償額の相場は請求額の1割程度だと言われています。
そのため、多くても数百万程度であることが多く、内容によっては数十万程度しか認められないこともあるそうです。
一般人の名誉毀損による損害賠償額は、個人であれば10~50万円、事業主や法人であれば50~100万円程度。
一般人と比べたら金額としては多いですが、芸能人や有名人はその分の代償も大きいですよね。
伊東純也選手が損害賠償請求をしても数百万円程度である可能性が高いでしょう。
スマホの普及に伴い、週刊誌の売上が減少していることもあり、記者も必死なようです。
伊東純也選手の主張が正しかった場合には、二度と同じことを繰り返さないでほしいと思います。
まとめ
今回は伊東純也選手の記事を書いた斉藤有平さんが名誉毀損や損害賠償請求を受ける可能性があるのか調査しました。
伊東純也選手側が週刊誌ではなく記者を訴えることになれば、斉藤有平さんが責任を取ることになるようです。
現時点では、週刊誌側・伊東純也選手側どちらが正しいのかはわかりませんが、裁判にて真実が明らかになることを願っています。
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