生稲晃子はなぜ立候補したのか?批判を浴びている理由も調べてみた!

2022年7月10日の参議院選で東京選挙区に5番目で当選した生稲晃子議員。

主張が一貫しておらず、インタビューを拒否するなど政治家としての資質を疑問視する声が相次いでいます。

そんな中、過去に旧統一協会との関わりがあったことが判明したりと雲行きが怪しい様子…

今回は、生稲晃子議員がなぜ立候補したのかについてまとめました。

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目次

生稲晃子氏が参議院選挙への立候補を表明

2016年「働き方改革実現会議」の民間議員だったことがきっかけで、2022年3月初旬に世耕弘成参院幹事長から出馬の打診がありました。

4月4日に最終決断を下し、4月6日夏の参院選への出馬会見を行いました。

会見では、「出るからにはおニャン子クラブの名前を汚さないように頑張って当選したい」と意気込みを見せる生稲氏。

また出馬への決意については以下のように説明しています。

「病気になっても生きがいややりがいを持って仕事を続けられる環境を整えることが最も重要。実現するために、出馬を決意した」

この思いを選挙活動で訴え続けた結果、開票日7月10日東京選挙区5番目で見事当選を果たしました。

しかし、出馬会見を行った直後から生稲氏に対する批判が相次いでいました。

その批判とは

  • アイドルで顔と名前を売ったら政治家というパターンはもうやめよう
  • 国会議員となって何がやりたいのか
  • 知名度だけの人選ばかりで、有能でやる気のある政治家は当分出て来ないのだろう
  • 全然政治的知識がない
  • 当選するのがゴールではない。実行力がない政治家はいらない
    など…

という声がSNSに上がっていました。

「タレント候補」は知名度だけというイメージから、批判を受けることが多いと言われています。

それでも生稲氏はなぜ立候補したのでしょうか?

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生稲晃子議員がなぜ立候補したのか

生稲晃子議員は43歳の時に乳がんを告知され、2度の再発を繰り返した後に、右乳房の全摘手術をしました。

2016年政府の「働き方改革実現会議」に民間議員として選ばれた際に、病気の治療と仕事を両立してきた経験から得たものを提案しました。

それが「トライアングル型支援」です。

「主治医」「企業(産業保健スタッフ等)」「両立支援コーディネーター」が連携して、働く患者や家族をフォローしていくものです。

民間議員として提案した「トライアングル型支援」が採用され、主治医と企業側をつなぐ「両立支援コーディネーター」の養成人数が2020年の目標人数2000人を達成しました。

2022年3月末時点では1万2087人もの「両立支援コーディネーター」が養成されています。

民間議員として提案したことが採用されてることを知った生稲晃子議員はやりがいを感じたそうです。

生稲晃子議員は、この支援のさらなる認知と成長、病気を抱えている人に活用してもらうためにという思いで、参議院選に立候補しました。

自身の闘病生活を武器として政治に活かしていこうとしている生稲議員が、なぜ批判を浴びているのでしょうか?

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生稲晃子議員が批判を浴びている理由

旧統一教会との関わりが判明する以前から、生稲晃子議員への批判は相次いでいました。

主な批判内容はこの2つです。

  1. 新聞社のアンケートに対して真逆の回答
  2. 他の議員のコピペと思われるような回答

上記の内容を詳しく見てみましょう。

①新聞社のアンケート

大手新聞社が選挙期間中に実施したアンケートに対して真逆の回答をしていました。

毎日新聞のアンケート:「富裕層への課税強化」に対して【反対】

朝日新聞のアンケート:「所得や資産の多い人に対する課税を強化すべき」に対して【どちらかと言えば賛成】

同じ質問に対して回答が違うというのはどういうことなのでしょうか?

質問の内容を理解していないのか、自分の意見が定まっていないのか…

どちらにせよ国民から不安の声が上がってしまう理由もわからなくもありません。

②コピペと思われるような回答

東京新聞が実施したアンケートでの回答が酷似しているという問題です。

質問:《コロナ対応の緩和》について、下記の3つの中から選択し、理由を述べてください。

【1】いまより緩和すべきだ
【2】いまのままでよい
【3】いまより強化すべきだ

〈生稲晃子議員の回答〉

3つの選択肢からは回答せず、理由のみ述べました。

理由:新型コロナは致死率や重症化率が高く、さらなる変異の可能性もあり、5類にすると、入院措置をはじめ健康状態の報告・把握、外出自粛等の要請ができなくなります。今後の状況等を踏まえつつ、適切に対応していきます。

〈朝日健太郎議員の回答〉

【3】を選択。

理由:新型コロナは致死率や重症化率が高く、さらなる変異の可能性もあり5類にすると入院措置をはじめ健康状態の報告・把握・外出自粛等の要請ができなくなってしまう。今後の状況等を踏まえつつ適切な対応をすべきだ。

語尾や読点の位置が違う程度で、内容はほとんど同じでした。

このようにほぼ同じ回答になってしまった理由は、【自民党東京都連が作成したテンプレをそのまま使ったから】ということでした。

自民党東京都連がメディアへのアンケートを回答し、それを元に各候補者の事務所が回答しています。

朝日議員の事務所はテンプレに少しだけ手を加え、生稲議員の事務所はテンプレをそのまま使用したため、酷似した回答になってしましました。

テンプレがあることにも驚きですが、メディアへのアンケートを候補者ではなく事務所が回答していることにも驚きですね。

これでは、候補者の考えが伝わらないのではと思ってしまいます。

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まとめ

今回は、生稲晃子議員の立候補した理由と批判を浴びている内容に関してまとめました。

自身の経験から病気を抱えている人に対する支援を広めたいという強い信念を持って立候補したことがわかりました。

当選から1ヶ月ちょっとで批判を浴びていますが、屈することなく掲げた政策の実現に向けて頑張ってほしいと思います。

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