新体制への切り変わり、サービスクルーという新設エリアが誕生して数ヶ月……。
ある程度、体制が定まってきた中で最近感じることがあります。
仕事において、可処分時間・余白(ヒマ)が生まれる時間はどこかで必ずあります。
そんな時間が生じたときに、どう活用したら良いか分からないヒトや自ら探しにいけないヒトがちょっと多いのではないかと感じます。
なので今回は
指示待ち人間の特徴・原因、それに伴う影響、脱却するためのポイントを自分なりの考えを元に解いていきたいと思います。
目次
指示待ち人間の特徴
- 自分のことしか考えられない
- やりがいを見出さない
- 臨機応変、応用力が苦手
ボク的に思う「指示待ち人間」の特徴は大きくこの3つに集約されます。
1.自分のことしか考えられない
この東京LCという部署単位においても「全体最適化を考える人間」「自分のことしか見えてない人間」の2つにわかれます。
「全体最適化を考えられる人間」は余白の時間をどうするべきかを能動的に考えます。
「自分のことしか見えてない人間」は相手からの指示がなければ、自ら手伝う素ぶりすらありません。
空いた時間があるならば、何をすればいいのか自分で考えて行動する。
それが出来ない若手(新人)なら自らが聞きに来るのは最低限のことです。
特に若手(新人)において「自分から聞きにいけない」とかそれは仕事なのでやめて下さい。
ボクも当初はその1人でしたが、先輩側は指示待ちされてる状態を嫌います。
全体最適化を考えたら、自分は何をしたら良いのかくらい普段の流れから分からないといけません。
やったことのない業務なら自分から覚え(知り)にいく。
これまでにも発信してきたように、会社は義務教育ではありません。
可処分時間や余白はソシャゲをしてる時間ではなく、『全体最適化に向けて動く』時間です。
出庫担当の責任者をやっている時から感じてますが、担当エリアの垣根を超え(せめてクロス・ラック・荷受け・引取のエリア内)、広い目で業務を見れるヒトが少ないと感じます。
※自分も100%できてないのは自覚してます
2.やりがいを見出さない
ビジネス用語で「パーパス(存在意義)」
このパーパスを見出せとか、やりがいを持て、などは意識高い系の中で、少し前までに流行りました。
また経営者が掲げる「パーパス経営」なんかは搾取されてるに過ぎないなど、むしろ「やり甲斐などクソ喰らえ」というヒトもいます。
それも分かります。
会社は理念やビジョンを掲げてる一方で、それらを「パーパス」や「やり甲斐」と言い換えてるだけに過ぎない。
また現代はもうおカネのため“だけ“に働く時代ではありません。
確かにおカネは欲しいし必要ですが、お金には際限がないので更なる欲求にムシバまれます。
労働者は仕事をしても、してなくても自動的に給料が入金されます。
なので余計な業務をしたくないヒトにとっては、受動的な指示待ちの姿勢になるのでしょう。それも慣れてくと無意識のうちに。
人間は多くの時間を仕事に費やします。
多くの時間を費やすからこそ、自分がどう楽しく仕事が出来るか、どう良くしていくか、どんな存在になりたいのかを考えながら仕事した方が真っ当な時間を過ごせると思いませんか?
やり甲斐や存在意義は与えられるモノではなく、自分で見出すモノです。
3. 臨機応変、応用力が苦手
ある種これは主体性という言葉にも置き換えられます。
同じ作業を3ヶ月〜半年ほどもやっていれば、誰でもそれなりにできます。
また個々人の元々のステータス値もありますが、その仕事に携わる以上は苦手なこと含め、出来ないことは減らしていくべきです。
自分の頭で判断して動く機会はいつでも訪れます。
毎日同じことの繰り返しは、ただの作業です。
ボクらロジ職はルーティン作業に成りがちで、職種的にここを抜け出すのが難しい。
それでもロジ的な創意工夫や付加価値が何なのかを考えた仕事をしないと、指示待ち人間から脱却できません。
可処分時間という余白は、ヒマを持て余す時間なんかではありません(四六時中うごいてろ、という意味ではない)
臨機応変や応用力は、日頃から思考回数を重ねていれば養えます。
臨機応変や応用力が磨けているからこそ、どう行動するべきかを考えられるはずです。
「出来ない」という本当の理由は「やりたくない」
指示待ち人間にありがちなのが、「できない理由」を無意識にクチにしているところ。
とあるノー残業デイの実例も交えながら。
ヘルプにきてくれた方に「自動倉庫の作業」をお願いしたのですが、不慣れな作業だから流しor棚詰ならという雰囲気。
手伝いにきてくれて感謝してた矢先にちょっと残念…。
分かりやすく出庫担当で例えると、カット物の回収や梱包要員が1人2人と増えても正直要らないですよね?
自動倉庫の流しができるのも最大2人まで。
2人埋まっているなら、それ以上はいらないですよね?
棚詰要因も場合に応じて人数必要ですが、本当に必要なのは出庫作業としての要員ではありませんか?
極端に申して「やったことがない」から「出来ない」と言うヒトの裏に隠されてる心理は「やりたくない」です。
ボク自身に当てはめたときにもそう感じてしまうので、人間だれしも「やりたくない」が心理として絶対あります。
ある程度、経歴が長い中で基本的に出来ないことなんてない。
やりたくない心理が言葉として「やらないための理由」を述べてしまっている。
決して難しいことをお願いしてるわけではないので普通にやって欲しかった…🥺
※今はもう普通に手伝って頂けてます🙇♂️
不慣れな業務、やったことがない業務をやるということは、改善や大変さが見えてくる機会でもあります。
全体の状況把握をするためにも知りにいく姿勢は誰でも持ち合わせておくべきです。
この「知りにいく姿勢」が見受けられない
老害っぽくなりますが、ボクの話しをさせて下さい。
出庫担当の責任者を任されてたときのボクは常に全体最適化を考えてました。
毎回ではありませんが月2〜3回程度、自分の業務状況に応じて以下の2点はやってました。
①当時、棚詰め担当者が一人だった頃の棚詰フォロー
②自動倉庫のND便台車の流しフォロー(特に連休明け)
③丸一さん含む全体のカット分配り
たかがこの3点だけですが、余白が生まれた時間を状況の把握も含め、全体最適化に向けて動いていました。
ボクが出庫担当の責任者から離れ、3年以上は経ちますが、物量も状況もそんな様変わりしてるように思えません。
現在において、たかがこれだけのことでもやれている社員はいますか??
また内製化前の商品管理1人体制のときも同じです。
内製化前の自動倉庫と荷受けは、同じ丸一ロジ同志にも関わらず、目的意識がバラバラで統一が全くありませんでした。
方向性が揃ってなく自分の担当エリアさえ終わっていればいい、そんな低い意識レベルでした。
それをボクは話し合いを設けたり、自らが業務改善の模範を見せて現場を回せる体制を構築させてきました。
自らが実際に知りにいく行動をしてました。
クロス出庫の責任者をやってた頃のボクは、きちんと指示もできず、独断で動いてたりして未熟者でした。
それでも丸一さんを含むクロス全体の最適化に向けて誰よりも動いてた自信があります。
内製化した今、クロス出庫と自動倉庫の全体最適化に向け動いてくれてる現場作業者はいるのでしょうか?
空パレ作りまでの本当の大変さを分かって、気にかけてくれるヒトっているのでしょうか?
東京LCはワンチームになれているのでしょうか?
最後に
せっかくなのでもっと言わせてもらうと(彼ら3人には申し訳ないが)、ボクは出庫担当で指導しきれなかった劣等生3人を率いて自動倉庫を回してます。
そしてここまで成長させてきました。
もちろんまだ発展途上で、チーム商品管理は今も皆さんに迷惑かけてること多々あります。
ですが出庫担当の頃とは違い、今では業務姿勢や色々な対応や受け答えも見違えてますよね?
彼ら3人は出庫担当が不向きだったのでしょうか。
最終的に教わる側のポテンシャルにはなりますが、引き出す側の指導力不足にもよるものだと強く感じます。
自動倉庫に引き取った3人を指導しながら現場を回すボク…
こんな事を言うとさらに嫌いになると思いますが、ボクが指示待ち人間だったら、ここまで指導力もって自動倉庫を回せてません。
※再確認として、指示待ち人間の特徴は冒頭に述べた3点です。
指示待ち人間は、どこの会社でも存在はします。
ボクらの会社、部署に限った話ではありません。
今回のキーポイントである「可処分時間・余白」「全体最適化」。
現場作業者全員、ここをどう活用するべきなのか、何をするべきなのか、考えて行動することが重要です。
仕事もプライベートも「待ちの姿勢」では何も得られません。
区分けすると……若手・新人は「指示待ち」の状態を無くす。
ベテラン・中堅は「可処分時間や余白時間」をソシャゲなどで無駄に過ごさない。
といったところでしょう。
ボクが言いたいのは同調圧力ではなく、全体最適化です。
ワンチームとして考えられる人間になれる様に、皆んなで頑張っていきましょう!!!